呉兢『貞観政要』出口治明(著)その4【 組織をどう維持させるか 】

組織をどう維持させるか

【 組織をどう維持させるか 】

■「創業」と「守成」はどちらが難しいか
・天下が乱れ、戦争に打ち勝ってやっとうち平らげた。命がけの困難な点から申しますれば、創業が困難
・人民たちは安静な生活を希望しているのに、労役がやむことなく人民はヘトヘトに弱りはてていても、帝王のぜいたくな仕事を休止することはない。完成されたものを維持して行くというほうが困難

■舟を浮かべるも転覆させるも水しだい
君主は舟であり、人民は水である。

■意見が言えない組織は衰亡する。

■有終の美を飾れなくなる十の理由
(魏徴が太宗を死刑覚悟で諌めた10項目)

  • 駿馬や珍奇な宝物を買い集め、異民族から軽蔑されている。
  • 人民が仕事してないとの理由で、軽々しく肉体労働で酷使している。
  • 大宮殿をつくりたがる。
  • 器量の小さい人、人徳のない人とばかり交流して、徳行の備わった人を遠ざけている。
  • 商工業のみに力を入れ、農業をおろそかにしている。
  • 自分の好き嫌いで人材を登用している。
  • 節操なく、狩猟などの娯楽に興じている。
  • 臣下への礼節をなくし、接するときの態度がいい加減になっている。
  • 威張ったり、傲慢になり、自分の欲望を自制できなくなっている。
  • 天災、謀反への備えがおろそかになっている。

■魏徴が死刑覚悟で提言した言葉
当今の太平の基礎は、すでに天より高く築かれています。せっかく築いてきた基礎も最後に手抜きしたために大事業が完成しない恐れがあります。
今は、千年に一度だけ現れるという、この聖天子がいます立派な時期、このような時は、二度とは得ることができません。
どうか、私のごとき愚者の考えの中にも千慮に一得があって、天子の御職責に少しでも補いとなる点がございますように。たとえ、陛下のお怒りに触れましても、死ぬ日が私の生まれた年であると考え、死刑に処されても満足でございます。

※側近(魏徴)あっての太宗だし、耳の痛いことを突く側近を大事にした太宗とういう人物の大きさには驚かされた。
「貞観政要」の存在をこの歳まで気がつかなかった事からして、ホント何もわかっていないのだと気付かされた。

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