第9回:Wincleオンラインセミナー【御礼!】

セミナー情報

【ティーストがあう人に伝わりやすく、選んでもらえるようにする】

「売らない、安売りしない、セールもキャンペーンもしない」
千葉市の焙煎珈琲豆販売「さかもとこーひー」の坂本孝文さん
9/28:オンラインセミナーからの学びです。

一部のコーヒー好きの人だけの店にはしたくない、
特にコーヒーマニアには(正直)来て欲しくない。(笑)
また、珈琲を嗜まない人を無理やりコーヒー好きになって欲しいとも思わない。
稀にマニアが珈琲談義を挑んでくるそうですが、
打ちのめされて帰ってゆくそうです。(これ余談)

だからマニアが近づかないように、珈琲豆らしからぬ店構えにしてある。
花屋と間違えて入ってくる人もいるらしい。
つまり、客層が合わない人が来ないようにする。
四季のある豊かな暮らしの中で、
普通の生活している人に「コーヒーとの丁寧な暮らし」を提案しているだけ。
坂本さんの奥さんの気づきが印象的だった。

「みえられるお客様の車はいい車が多い。」
いい車とは高級車との意味でなく丁寧に、きちんとされている車との意味でした。

ビジネス書によく出て来ますし、経営指導の定石にお客のランク分けがあります。
そしてお客を育てると称しながらランクアップを促します。
昔でいう「いつかはクラウン」みたいな。
若い人には伝わらないね(笑)

成長期と異なりこれをビジネスモデルにすると厳しい時代ですね。
時代に関係なく、坂本さんはランクアップさせない。
年間の購入額層ごとに期待することは異なる。
各々の客層が何を求め、何をもって喜んでもらえるかを考える。
これを追求してゆくと自ずとその層のお客さんが増えてゆく。

安売りやセール、キャンペーンはお客さんをガッカリさせるだけ。
焙煎豆はいろんな種類や他店でも試してみたい商品かと思います。
固定客として繰り返し利用してもらうための戦略。
売り込まないのに、どうして新規客が増えるのか?
不思議ですよね。

大手とは明らかに異なるクラフト(手作業)型ビジネスを
【ランチェスター戦略 X コミュニケーション戦略】 で展開。
きっかけになったのは、ランチェスター経営の竹田陽一師匠のハガキの書籍
二人の息子さんが後を継いでいることからしても、
魅力を感じる「商い」になっている。
その秘密を伝授してもらえました。

坂本さん
ありがとうございました。

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