先日、秋田県の鹿子澤睦子さん(合同会社KANO)に弊社のオンラインセミナーで講話して頂いた。
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さらっと話された一言ひとことがとても深く、何回かに分けて感想を書いてゆきます。
まずは第一話。
レスキュー隊員だった旦那さまの浩美さん(通称かのさん)から教わった隊員の心得。
自分の安全確保ができてはじめて救助でき、仲間の命を守ることができる。
その為には、まずは自分の限界を知ること。
自分の限界を知っておれば自信が持てる。
私は恥ずかしながら全く逆の認識をしていた。
つまり、限界を突破できる力を備えると自信が持てる
とんでもない勘違いで傲慢、危険な思想だと気がついた。
自分の力を無難な範囲内におき挑戦しないでおこうとの話でなく、現時点の限界ラインを把握しておくとのこと。
ここまでなら大丈夫、しかしこのラインを超えたら自信がない。
「自信が無い」とハッキリ言えることの方が大事。
仕事を抱え込んでギリギリになってから周りに迷惑をかける人がいるが、
「ここまではやれます。それ以上は責任持てません。」
このように宣言してもらった方がよっぽど責任感があり、自分に自信を持っていることになる。
一方で指導者はやれることの確実性を持たせた上で、限界ラインを広げられるように関わってゆく。たまたま出来たのか、出来る力を備えているかを見極めながら常に出来るように訓練を重ねてゆく。
勝手ながらこのように理解した。
命がけの仕事をされている方の心がけや考え方に触れ、安直なポジティブ思考の危険性も感じた。
「やれば出来る!」と励ますのは失敗が許される環境下での話。
挑戦しない部下を嘆く人もいるが、失敗した時の安全(マイナス評価しない)が担保されていないと冒険は出来ないことになる。
前提条件を押さえておこうとも思った。
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