小説仕立てで気づきを与えるくれるのが著者:喜多川泰マジック
巷で言われる「プラス思考」を別の切り口で取り扱っている。
現実的にはありえない想定でストーリー展開してゆくが説得力がある。
自分の人生は自分が責任持って切り開いてゆこう的な話かとおもってたら、それだけではなかった。
あまり書いてしまうと、これから読む人には申し訳ないが気になった箇所だけ記しておきます。
上機嫌で過ごしていないと縁を見過ごす可能性がある。
イライラして過ごすのは自らチャンスを失っていることになる。
戦時中苦労されて生きるか死ぬかの時代、十分に食事も摂れなかった世代の人たちが貯めてくれた「運」のお陰で戦後復興があり昭和の反映に繋がった。
ところが、その先人達の「運」をかなり使い果たしてしまったのが平成の時代。
これから先、次の世代の為には、どうあるべきかを考えさせてくれる。
この小説では使っていないが、
気づかれないように徳を積む「陰徳」の意味が シックリきた。
気がつかれたら「運」の貯金が貯まらない。
自分の為と言うよりも次世代の為に、こっそりと「運」のポイントを増やしてゆく必要がある。
読みやすく書かれているので、読む時間はさほどかからないと思います。
是非、手にとって見て下さい。
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