ソニー厚木工場長を務められた小林茂著「第3の組織論」前職が出版業だった小林さんが専門外のソニーの工場長に就任した時、「とても不安だ。」と井深大さん(創業者:当時社長)に話したら、「工場をつぶしてもよいから、思うとおりにやれ」と言われた。
その後、ソニー厚木工場は大変革を起こす。
内容は書けないが、著書を読むと過去の自分の書物を否定していることに驚かされる。あの当時はそう思っていたが、大変な考え間違えであることに気がついた。このような表現が何箇所も出てくる。
ドラッカーとも親交があり、亡くなる直前まで組織のあり方について実践を通して改革、普及されていたようで、西堀栄三郎さん曰く「哲学的実践家」50年前に出版された本が多いが「第3の組織論」は「創造的経営」リメークしたもので読みやすいと思う。
偶然見つけた石川県羽咋市の話だけは簡単に紹介しておきたい。1972年、羽咋市が市政15周年記念事業の1つとして、市民憲章の制定を決めた。市役所だけで進めるのではなく青年会議所や一般市民、子供達をも巻き込み街をあげての参画運動の芽生えとなった。小林さん自身がとても感動したとの記述があった。
(この記述は「マネジメント革新への道」より)
そのマネジメントが今のソニーでどこまで引き継がれているかは不明だが、50年前の悩みは今も変わらないな〜と気づかされる。そして長野県の米澤晋也さんが小林さん同様に、独自の考え方で参画組織を創り上げ「指示ゼロ経営」として体系化した凄さを改めて感じている。https://www.shijizero.jp/
シオヤマが某異業種交流会の「創業者塾」塾長を2年間務めた時の相棒がフォトグラファーの赤土俊介(イコールイレブン)さん。
https://photofaggio.com/
実行委員会や塾運営は【共創】を意識し、関わるもの全員による「化学反応が起こる場」づくりを心がけた。
赤土さんの主だった仕事は家族写真を撮ることだが、本質は家族の絆、家族の関係性を形にすること。大人になって幼い頃の自分をポートレート写真で見るのもいいが、普段着の両親や祖父母からの愛情に囲まれている自分を見ることで力が湧き、勇気付けられる違いない。
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