8/29.第7回:Wincleオンラインセミナー

イベント情報

【会社の業績と人間関係をまるっと反転させる方法】
■日時:8/29(土)am 9:30 ~ am.11:30
■講話者:タニカワクリーニング(茨城県): 代表取締役 谷川祐一

■プロフィール
1975年3月15日 茨城県神栖市在住
タニカワクリーニングの創業者である谷川末男とその妻 清子の長男として生まれる。

大学卒業後、フリーター→大手ゲーム会社→俳優業を経て、実家である有限会社 谷川クリーニングの後継経営者に。
3Kと言われる業種。借金は多く、売上は少なく、現金もない。社風は最悪、人の出入りも当然激しく、極めつけは経営者家族の不仲。まさに崩壊寸前の会社と家族の建て直しを図るが、「大手との価格競争」「東日本大震災」「大量退職」「幹部の反乱」と立て続けに迫り来る困難に、もはやノックアウト寸前。

その逆転のきっかけは、『人』との出会いから。
『データを活かしてポジション戦略→売上UP、経費DOWN』
『他業種からのヒント→安売りからコト売りへの変化』
『てんでバラバラ組織をITを使ってチームビルディング、社風改善』
『経理業務の自計化→自社の経営の問題点を発見』
『大量退職にマルチタスク化とTOC理論で対応』
『幹部・管理職の退職に、自立分散型への変化で対応』
『採用マーケティングで採用難解消』

あの手この手で問題解決していった結果、できあがったのは管理職不在、上下関係なし、指示命令なし、シフトはパートさん達が勝手に管理、部署の壁撤廃、工場は開始時間も終了時間も自由、会議なし、決裁なし、採用に困らない、幹部は全員社外の人間、ついでに理念も行動指針も評価制度も経営計画もないという不思議な組織。

パートさんも社員さんも上下関係なく対等な関係、店員さんの誕生日にはお客様から花束が贈られるほど地域のお客様に愛され楽しく働ける会社、タニカワクリーニング。

こうなってから気づいたことは『全ての価値は人間関係から創られる』ということ。

■塩山が講師に選んだ理由
後継者社長によくある先代(父親)とのバトル。
お互い事業を持続させて幸せになりたいにも関わらず、第三者から見ると反発しあうという不思議さ。谷川さんの場合もその戦いは半端でなく壮絶だったにも関わらず、今はとてもいい関係となり業績もよくなった。

そのステップがランチェスター的でTOCだった。
実家に戻った頃のクリーニング業界は安値合戦で消耗戦を繰り広げ、持久戦を繰り広げていた。同業者がバタバタ廃業してゆく中で、売上は倍以上になるも利益は変わらない。

税理士に相談するも「なぜなのでしょうかね?」と逆質問される。
「給料取りすぎじゃないですか」と突っ込まれるが当時は10万円しかとってなかった。
こりゃダメだということで、取り組んだのが(後になって知った)ランチェスター戦略
3割~5割引から定価販売の価値提供へ
業績が良くなると人間関係が良くなり、人間関係が良くなると業績はさら良くなる。

他人を信用せず、社員は勝手なことにするに違いないとの前提で事業するのか?
スタッフを徹底的に信用、信頼した前提で事業するのか?

軸となる価値観を大切にして「前提条件の転換」を図ったのが業績改善の最大要因
安売りから価値戦略に変えたあと、さらに製造経費を下げるためTOC改革
機械の7割稼働施策を行い、12人で毎日残業→8人で定時に帰れる状態へと工場改善

2時間の採用面接を年間200人と行い、価値観が一致する20~30歳代の10名弱が入社している。今は組織間の壁はなく、上下関係の壁もなく、スタッフはお伺いすることもなく自分で考えて必要な経費を使っているそうです。

※実家に戻るまでのエピソードも面白い。
『全ての問題は自分にある』ことを自覚した大学時代。人生をやり直す覚悟で「女の子にモテる修行」のためだけに4年間を使おうと決心する!
卒業後は、「今しかできない事をやりたいとやりたい」と考え、プロの『俳優』になる事を決心。演技の経験も何もなく全くの素人の状態だったのだが、俳優養成所の並み居る猛者としのぎを削りながら仕事をもらえるようになってゆく。

あらゆることに懸命に取り組む谷川祐一さんの話を多くの方に聞いて欲しいと思いました。

■参加費
A:ZOOMアクセス1ユーザー:2,800円
 復習用の動画ファイル含む
B:ZOOM参加のみ(動画なし):1,600円
C:動画ファイルのみ:1,800円

※「オンライン・ウィンクル倶楽部」および「ウィンクル倶楽部」会員は無料です。

■ご質問は塩山までメッセージもしくはメール下さい。
shio@wincle.jp

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