第二次世界大戦中、ユダヤ人の大量虐殺が行われたアウシュビッツ強制収容所。
ガス室跡の地中に埋められていたガラス瓶の中には風化が激しく判読できないメモがあったがあったが、近年のデジタル処理で解読できるようになった。
研究を進める中でわかったのは、ユダヤ人特殊部隊「ゾンダーコマンド」のメモであること。
見えてきたのはユダヤ人の手でユダヤ人を殺めさせたナチスの狡猾さ
虐殺に至る工程をチーム分けしてお互いに情報交換しないように、出身地や年齢層に違いを持たせた。
(同じユダヤ人でも地区によって微妙に方言があったり、お互いに真のユダヤ人は我々だとの意識があった。)
異質なものを受け入れないとの人間の本質をうまく利用した。
つまり、部分だけを見させて全体が掴みづらくさせた。
また情報交換できないような仕組みを作っていた。
監視するナチスは自分の手を汚すことはないので、ほとんど罪の意識を感じなかったとも云われている。
以上、2020.8.16放映のNHKスペシャル「アウシュビッツ強制収容所で見つかった“謎のメモ” 密室の真実とは」より
最終的には数人のゾンダーコマンドが連携して外部(イギリス)の諜報部隊へ内部情報を伝えることに成功した。
逆の仕組みがづくりがチームの成果や平和に繋がるとも思った。
・お互いの違いを受け入れること。
・部門間で情報交換して全体を認識しやすくすること。
・現場をみることが当事者意識につながる。
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