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呉兢『貞観政要』出口治明(著)その2

【判断の座標軸を持て】

■リーダーに必要な「三つの鏡」
【銅の鏡】
・部下が付いてくる「いい表情」をしているか?
 いつも元気で、明るく、楽しい表情をしていること。
 「不機嫌にしていることが俺の役目だ!」とは、愚の骨頂

【歴史の鏡】
・過去に、歴史に学ぶ事。

【人の鏡】
・魏徴(ぎちょう)のような、直言する人をおく。
 自分を客観的に見てくれる他人が重要。

■魏徴が太宗に説いた【十思九徳】
・十思
① 欲しいものを見た時、足るを知ることによって自ら戒める。
② 宮殿などを営造しようとすることは、止めるを知って民を安んずることを思う。
③ 高く危ないことを思うときは、謙虚に自己をむなしくして自らを処する。
④ 満ち溢れることを願う時は、江や海がすべて川より低いところにおることを思う。
⑤ 遊び楽しみたいときは、三駆を限度(限度をわきまえ)とすることを思う。
狩のとき『以て度となる』。すなわち一方に逃げ道を用意してやる。
⑥ 怠ける心配のある時は、始めを慎み終わりを敬する事を思う。
⑦ 自分の耳目を塞がれているのではないかと心配ならば、虚心に部下の言葉を聞く事を思う。
⑧ 中傷や讒(ざん)言を恐れるなら、まず自ら身を正して悪を退ける事を思う。
⑨ 恩恵を与える時は喜びによって賞を誤る事が無いように思う。
⑩ 罰を加えようとするときは、怒りによって重すぎる罰にならないように思う。

九徳
① 寛にして栗(寛大な持ちながら、不正を許さない厳しさを併せもつ)
② 柔にして立(柔和な姿勢を持って、自分のなすべきことをやり遂げる)
③ 愿(げん)にして恭(まじめだが、尊大なところがなくて丁寧)
④ 礼にして敬(事態を収束させる能力があるが、慎み深く謙虚。相手を見下さない。)
⑤ 擾(じゅう)にして毅(き)(おとなしいが、毅然とした態度や強い芯を持つ)
⑥ 直にして温(正直で率直だが、冷淡でなく温かい心を持つ)
⑦ 簡(かん)にして廉(れん)(細かいところには拘泥ぜず大まかだが、清廉潔白である)
⑧ 剛にして塞(そく)(剛健だが、心が充実している)
⑨ 彊(きょう)にして義(いかなる困難でも正しいことをやり遂げる強さを持つ)

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