「足し算」しない経営:JR北海道

広大なエリアに対して客数(人口)が少なく赤字構造のJR北海道
そんな環境にありながらもめげずに考えた。
東急の「ザ・ロイヤルエクスプレス」号を使っていない夏の期間に借り、運転はJR北海道、列車内のオペレーションは東急が担当する。

素晴らしいアイディアだが、困ったことに全ての路線が電化されている訳ではない。そこで考えた。
「ディーゼル機関車で牽引しよう。」
ところが列車は走るが、車内の照明や各種サービスで使う電源が無い。
また、考えた。
「電源車も連結させよう。」

これで解決と思いきや、
連結した分、車両全体が長くなりホームからはみ出す!

また、考えた。
欲を捨て車両を3つ減らす。
その結果、元々100名だった乗客数は30名へ
まさに引き算経営で単価67万円〜のツアーが完成した。

ロイヤルエクスプレス号は寝台列車ではないから、宿泊は各地のホテルを利用することで地元にお金が落ちる。
JRよし、東急よし、路線上の地元よし、お客様よしのウィンウィンビジネス。

なぜ、東急は夏場にロイヤルエクスプレス号を使わないのか?
答えは夏の時期、伊豆への海水浴客が多く、ロイヤルエクスプレス号を走らせると邪魔になる事情があった。

JR北海道は自前で豪華列車を造る体力も、全路線を電化する力も、ホームを長くする資金力もない。
新しい投資は一切行わず自分達(JR、北海道)の資源を活かすことと、無理なくできることに特化する。
まさに「弱者の戦略」ですね。

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