第24回:ウィンクル・オンラインセミナー
■タイトル:「売らずして売る」
■日時:2021.9.7(火) 19:00~21:00
■ゲスト:株式会社山本呉服店(岐阜県):山本由紀子
TOKYO2020オリンピックの日本柔道の強さが印象的でした。
なんといっても井上康生監督がカッコいい。
監督就任時から身だしなみや礼儀を大切にして合宿では茶道や書道に触れる機会を設けたそうです。
稽古だけでは身につけられないものがあると信じていたのでしょうか。
日本文化の奥深さを感じます。
先月末、ゲストスピーチをお願いに岐阜県揖斐の山本呉服店さんへ
出版で超多忙な中、いろんなことを話して頂きました。
店内で会話中、高校生くらいの女の子がワゴン車から跳ねるように降り、店に飛び込んできました。
多分、駐車場から由紀子さんの姿が目に入ったからでしょう。
大好きな親戚のおばちゃんに会えること愉しみにしているような感覚かも!
と勝手に想像しました。
会合や人前で話ことが苦手な経営者に着物を提案したそうです。
その方は着物姿でパーティに出席したら、周りからどんどん話しかけられた。
いつもあがってしまうスピーチだが、丹田を帯で締めてあるので落ち着いて話すことができた。
学生時代まで空手をされていたそうで、気持ちにもスイッチが入ったのかもしれません。
由紀子さんと話していると「着物」のみならず日本人が大切にしてきたことに気づかされます。
執筆中の内容も少しだけ話してもらえましたが、さわりのエピソードだけで背筋がのびて自分も凛としなければと反省!
^^;
といって、由紀子さんは堅苦しく型は大嫌いで、自分が祖父母や周りの人から教えて貰った人間関係をうまくする方法や本当に大事にしてほしいことを楽しく子や孫の代に伝えてゆきたいそうです。
それは仕事やお客様作りにも役立つものと思います。
【こんな方にオススメです】
★ 買って欲しいと言いたくない方
★ 逆境とは無関係に自分の可能性をチャンスに変えたい方
★人間関係を良くして、人生を愉しませたい方
【プロフィール:山本由紀子(やまもと ゆきこ)】
江戸時代中期から続く山本呉服店の一人娘として生まれる。「誠実を貫き、人の役に立つ」商人として生きてきた先祖たちの価値観や思いを一手に、4代目として育てられた。
京都で過ごした大学時代は茶道、華道、習字、日本舞踊を一流の師匠に師事し「京都の生き字引」とも言われた親戚のおばあさんの元で幅広い日本文化の知識や知恵を叩き込まれた。一流の料亭や花街、お芝居などにも通い、伝統文化と京都の一流を体験した。
金沢の呉服屋さんで修行後、実家の岐阜へ帰る。山本呉服店へ入社し、お客様の家へ訪問を始める。「あなたから買いたい」と言っていただける人間関係を創り出して買っていただくことは他店との競合もなく、価格を争うこともなく値引きも一切なしで、お客様の満足度も高かった。
30代で業界ではステータス「一億円セーラー」になった。売上げの金額が多いことは、たくさんのお客様に支持されている証として誇らしかった。
4代目の社長となってからは外への営業をやめた。お客様の在宅率の低下と社員の採用や育成を考えると未来はないと思われた。「着付け一生無料」「お手入れ20年間無料」を実現し、手作り新聞を発行してコミュケーションを図り、お客様自ら店へ来たくなる動機や仕組みを作った。着物を着るイベントや着付け教室を開催、店頭がいつもお客様の笑い声で賑わっている。
2013年経営の勉強会「ワクワク系マーケティング実践会」でグランプリ受賞。
押し売りする呉服屋が社会問題になったのとは真逆に、当店は「売らずして売る」というテーマで日経新聞や雑誌商業界などの経済誌や本にも取り上げられた。
しかし10年ほど前、仕事中心の生活が限界に達して病気になった。今までの生活を改める機会と捉え、社員にも9時5時で仕事は完結させることを徹底して残業なし、休みを2日増やし、有給完全消化、今でいう働き方改革がその時完結した。
この20年間で8分の1に縮小した着物業界にあって「奇跡の呉服屋」と呼ばれる。
2017年社長交代を機に京都に「山兵サロン」をオープン。着物の素晴らしさ、日本文化の奥深い精神性を知っていただくために「着物と日本文化の伝道師」として活動中何十年も積み重ねて来た着物や日本文化に対する知識や知恵、技術を生かべく、着付け教室や日本文化を経営に生かす体験型経営セミナーなどを開催、9月下旬にはサンマーク出版から「品格の教科書」出版予定。
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