第6回:Wincleオンラインセミナー【御礼!】

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講話者:合同会社KANO:鹿子澤睦子&浩美
【生きてるだけで まるごと TOC】
〜生きてるだけで まるごと 儲けもん〜

尊敬する消防士、救助隊員の鹿子澤浩美さんから学んだことは、
確実に人を助け、仲間を守るには「まずは自分の安全確保を確実におこなう」

その為には【自分の限界を知ること】
限界を知るから、自分を信じることができる。

TOCと8年前に出会い、これは「頑張らない理論」だと悟った。
鹿子澤睦子さんの講話はこのようにスタートしました。

聴覚障害の次男:拳(けん)君に対して、母である私が守らないとの思いから詰め込みが始まり、一杯いっぱいとなり循環しない、よどみが生じる。
(TOC表現では「投入」が増え続けた状態)

そこで選んだのは「母らしくをやめるわ〜」
困りごとのみ対応して、それ以外はやらないと決める。
TOCでは「7割で回せ」とのキーワードがあるが、やめたことで余裕(バッファ)が生まれる。

拳君を特別支援学校 でなく普通の小学校に通わせたのは、守られたありがたすぎる環境に置くよりも、
「これは嫌だ〜」と感じさせたかった。
将来、自分の力で納税もできる自立した人間として最速で育てるには、
自分の限界を認識させること。

息子を信じて待とうと思った。
一方の拳君はこの人には何を言ってもダメと感じ、後に「鬼はは」と周りの人に紹介する関係へ

(このように書くと冷たい関係のように感じられるかもしれませんが、コミュニケーションは取り合い、困りごとに対する支援は行った。そして今のエネルギーはどうなっているかは感じられるように見守っていた。との話でした。)

結果的に拳君は、プロの表現者(ダンサーなど)として千葉県で自立され10年になっている。
2歳年上の長男の奨(しょう)君は、こどもの頃から大人のように弟と関わり、
家族のみならず町内の人と逞しくつきあい、今は特別支援学校で先生として
「彼らの考えていることは手に取るようにわかる」と楽しそうに仕事されている。

【困りごと、悩み事を区別する】
・事実である困りごと:「難聴」との現実は変えようがないことは補聴器などで対処する。
・感情がともなう悩みごと:聴こえないとの事象を受け入れる。
 障害は一つのアイディンティティ(必須アイテム)として捉えてゆく。
 
実際、拳君は海外手話と日本の手話が異なるので、日本にいることも海外にいるのも区別なく
コミュニケーションとるのは一緒の感覚をもっているそうです。
(悩みと感じることが本当に悩みなのかと感じるエピソードでした。)

とてもここでは書ききれない深い話でした。
動画の編集終わり次第、また案内いたします。
^o^

最後の「平等と公平」のスライドは講話ではさっと流れましたが、
とてもわかりやすく、考えされられる絵でしたのでアップします。

鹿子澤睦子&浩美さん
ありがとうございました。

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